【2024年最新】初心者必見!1万円台から始める「暮らしが豊かになる」株主優待銘柄10選
株式投資と聞くと「まとまったお金が必要そう」「何だか難しそう」と感じるかもしれません。しかし、実は1万円台という少額からでも始められ、生活に役立つお得な「株主優待」がもらえる銘柄がたくさんあることをご存知でしょうか?
株主優待とは、企業の株を保有する株主に対して、自社製品やサービス、割引券などをプレゼントしてくれる制度です。物価高が気になる今、食事券や日用品、お買い物割引券などがもらえる株主優待は、家計の強い味方になります。この記事では、特に株式投資が初めてのビジネスパーソンの方でも気軽に始められるよう、1万円台(1万~2万円程度)の投資で購入可能で、なおかつ日常生活で役立つ実用的な優待を提供している人気企業10社を厳選してご紹介します。この記事を読めば、あなたもお得な株主優待ライフを始めたくなるはずです!
まずはここから!株主優待を楽しむための基礎知識
株主優待を賢く手に入れるために、まずは最低限知っておきたい基本用語をわかりやすく解説します。
権利確定日と権利付き最終日
株主優待や配当金をもらうためには、「この日に株を持っていれば株主として認めますよ」という「権利確定日」に株主名簿に名前が載っている必要があります。しかし、注意したいのが、権利確定日の当日に株を買っても優待はもらえないという点です。 [35, 36, 37]
株の売買が成立してから実際に株主名簿に登録されるまでには2営業日かかります。そのため、権利確定日の2営業日前の「権利付き最終日」までに株を購入しておく必要があります。 [37] 逆に、権利付き最終日の翌営業日である「権利落ち日」以降に株を売却しても、その期の優待や配当の権利は得られます。 [36]
- 権利付き最終日: この日までに株を買うと優待・配当の権利がもらえる最終日。
- 権利落ち日: 権利付き最終日の翌営業日。この日に株を買っても、その期の優待・配当はもらえない。理論上、優待・配当の価値分だけ株価が下がりやすい日とされています。 [19, 35]
- 権利確定日: 企業が株主を確定する基準日。この日に株主名簿に載っていることが条件。
単元株と単元未満株(1株優待)
日本の株式市場では、通常100株を1単元として取引されます。 [17] 多くの企業では、この単元株以上を保有していないと株主優待の対象になりません。 [17] しかし、企業によっては投資家層を広げる目的で、1株からでも保有していれば優待の対象とする「1株優待」を設けている場合があります。 [31] 本記事で紹介する銘柄の中にも、この1株優待を実施している企業が多く含まれており、数千円からの投資で優待が受けられるのが大きな魅力です。
優待利回りとは?
投資金額に対して、どれだけお得な優待がもらえるかを示す指標が「優待利回り」です。計算式は以下の通りです。
優待利回り(%) = 年間の優待価値(円) ÷ 投資金額(円) × 100
例えば、1万円の投資で年間1,000円分の優待がもらえる場合、優待利回りは10%となります。これに配当金の利回り(配当利回り)を足した「総合利回り」で、その銘柄のお得度を判断することができます。
長期保有特典
企業によっては、株を長く持ち続けてくれる株主を優遇するために「長期保有特典」を設けていることがあります。例えば、「1年以上保有している株主には優待品を増量する」「保有期間に応じてdポイントの進呈額をアップする」といった内容です。 [3] 長く応援することで、よりお得なリターンが期待できる制度です。
【1万円台~】初心者におすすめ!実用的な株主優待銘柄10選
それでは、上記のポイントを踏まえ、最低投資額が比較的手頃で、暮らしに役立つ優待がもらえる銘柄を10社、表にまとめました。
銘柄(コード) | 市場 | 業種 | 最低取得目安 | 株主優待内容(条件) |
---|---|---|---|---|
日本電信電話(9432) | 東証プライム | 通信業 | 約15,530円(100株) [3] | dポイント進呈(3月末、100株~。継続2年以上1,500P、5年以上3,000P) [3, 16] |
ストリーム(3071) | 東証スタンダード | 小売業 | 約11,200円(100株) [27] | ECサイトで使える1,000円割引券(1月末、100株~) [1, 27] |
レダックス(7602) | 東証スタンダード | 小売業 | 約13,200円(100株) | 中古車関連の優待券3万円相当(3月末、100株~) [40, 47] |
ソフトバンク(9434) | 東証プライム | 通信業 | 約22,000円(100株) | PayPayポイント1,000円相当(3月末、100株~。1年以上継続保有が条件) [2, 4, 17] |
ニップン(2001) | 東証プライム | 食料品 | 約2,126円(1株) [31] | 自社食品・健康食品の割引販売(3月末・9月末、1株~) [20, 48] |
ダイドーGHD(2590) | 東証プライム | 食料品 | 約2,629円(1株) [50] | 飲料・デザートの割引販売(1月20日・7月20日、1株~) [49, 50] |
日清オイリオ(2602) | 東証プライム | 食料品 | 約3,000円(1株) | 食用油などの自社製品30%OFF販売(3月末、1株~) |
日本ケミファ(4539) | 東証スタンダード | 医薬品 | 約1,504円(1株) [30] | ヘルスケア商品の割引販売(3・9月末、1株~、30~60%OFF) [8, 23] |
松風(7979) | 東証プライム | 精密機器 | 約1,958円(1株) [32] | オーラルケア・ネイル用品の割引販売(3・9月末、1株~) [9, 32] |
サカイ引越センター(9039) | 東証プライム | 陸運業 | 約2,650円(1株) | 引越基本料金30%割引券(3・9月末、1株~) |
※最低取得目安は2024年7月上旬時点の株価を参考に概算したものです。実際の取引時には最新の株価をご確認ください。
1. 日本電信電話(9432)– 長期保有で嬉しいdポイント
NTTは言わずと知れた通信業界の巨人です。株価が比較的手頃なことに加え、長期保有株主向けの優待としてdポイントを進呈しています。 [3, 16] 具体的には、毎年3月末時点で100株以上を2年以上継続保有すると1,500ポイント、5年以上で3,000ポイントがもらえます。 [3, 6] dポイントはコンビニやドラッグストアなど、街の様々なお店で1ポイント=1円として使えるため、実用性は抜群。高い配当利回りに加え、長く持つほどお得になる優待制度は、安定志向の初心者にもぴったりです。
2. ストリーム(3071)– ECサイトで使える1,000円割引券
家電や日用品を扱うECサイト「ECカレント」を運営する企業です。 [15] 100株保有(投資額約1.2万円)で、自社サイトで使える1,000円分の割引券がもらえます。 [1, 27] 投資額に対するリターンが非常に高い「高利回り」が魅力で、配当と合わせると10%を超えることも。 [27] 欲しい家電やPC周辺機器、日用品などをネットで安く購入できるため、非常に実用的な優待として人気があります。
3. レダックス(7602)– 車の買い替えに使える3万円分優待券
中古車買取・販売の「カーチス」を運営する企業です。 [33] なんと100株保有(投資額約1.3万円)で、合計3万円分の中古車購入・売却時に使える優待券がもらえます。 [40, 46] 投資額に対して優待の価値が極めて高く、驚異的な優待利回りとなっています。 [40] 近々、車の買い替えや売却を考えている人にとっては、これ以上ないほどお得な優待と言えるでしょう。
4. ソフトバンク(9434)– 高配当+PayPayポイントで二重の魅力
携帯キャリア大手のソフトバンクは、もともと高い配当利回りで人気の銘柄ですが、2025年3月期から新たに株主優待を導入しました。 [2] 毎年3月末時点で100株以上を1年以上継続して保有する株主に、「PayPayポイント」1,000円相当が進呈されます。 [4, 14] PayPayは今やキャッシュレス決済の主流であり、使えるお店も非常に多いため、現金同様の価値があります。 [4] 高い配当金に加えて、実用的なポイントがもらえるようになり、長期保有の魅力がさらに増しました。 [17]
5. ニップン(2001)– アマニ油や冷凍食品をお得に購入
製粉業界の老舗で、パスタや冷凍食品などでお馴染みの食品メーカーです。ニップンの優待は、1株からでも対象となる自社製品の割引販売です。 [20, 31, 48] 健康志向で人気のアマニ油や、ストックしておくと便利な冷凍パスタなどが特別価格で購入できます。 [39] 毎日使う食品をお得に手に入れられるのは、家計にとって嬉しいポイントです。食品メーカーの優待は内容変更のリスクが比較的低いとされ、安心して長く保有しやすいのも魅力です。 [43]
6. ダイドーグループホールディングス(2590)– 飲料やゼリーを割引価格で
自動販売機の缶コーヒーでお馴染みのダイドードリンコや、ゼリーの「たらみ」を傘下に持つ企業です。 [25] こちらも1株から株主優待の対象となり、自社グループの飲料やゼリーなどを10%~25%割引で購入できます。 [18, 50] 重たい飲み物や、お子様のおやつにぴったりのゼリーを自宅までお得に届けてもらえるのは非常に便利。特に夏場には大活躍間違いなしの優待です。
7. 日清オイリオグループ(2602)– 高級オリーブオイルが30%OFF
家庭用食用油で国内トップシェアを誇る食品メーカーです。1株以上の保有で、「BOSCOオリーブオイル」をはじめとする自社製品を30%割引で購入できる優待が受けられます。料理に欠かせない食用油、特に少し値段の張る上質なオリーブオイルを安く手に入れられるのは大きなメリット。日々の食卓を豊かにしてくれる実用性の高い優態です。
8. 日本ケミファ(4539)– 化粧品や健康食品が最大60%OFF
医薬品メーカーですが、実はヘルスケア関連の通販も手掛けています。 [21] 1株から対象の優待では、基礎化粧品や健康食品(サプリメントなど)を30~60%という高い割引率で購入できます。 [8, 23] 品質にこだわった商品を驚きの価格で試せるチャンス。美容や健康に関心が高い方には見逃せない、隠れた優良優待です。
9. 松風(7979)– プロ品質のオーラルケア製品を割引で
歯科材料のトップメーカーですが、その技術を活かした一般向けの製品も展開しています。 [32] 1株からでも、歯科医院で扱われるような高品質な歯磨き粉や、プロ仕様のネイルケア製品などを30~60%割引で購入できます。 [9, 13] 毎日のオーラルケアやセルフネイルをワンランクアップさせたい方におすすめ。日々の習慣に関わる消耗品をお得に購入できる、非常に実用的な優待です。 [29]
10. サカイ引越センター(9039)– 引っ越し代が30%もお得に!
「仕事きっちり」のCMでお馴染みの、引越業界最大手です。1株保有するだけで、引越しの基本料金が30%割引になる優待券がもらえます(年2回発行)。転勤やライフステージの変化で引越しの可能性がある方にとっては、絶大な効果を発揮する優待です。数千円の投資で、数万円単位の割引が受けられる可能性があり、コストパフォーマンスは抜群。「お守り代わり」に1株持っておくという投資家も少なくありません。
株主優待投資を始める際の注意点
魅力的で楽しい株主優待ですが、投資である以上、注意すべき点もあります。
- 株価変動のリスク:優待や配当が魅力的でも、それ以上に株価が下落して損をしてしまう可能性は常にあります。一つの銘柄に集中投資せず、複数の銘柄に資金を分ける「分散投資」を心がけましょう。
- 優待の変更・廃止リスク:企業の業績悪化や方針転換により、優待内容が変更されたり、制度自体が廃止されたりすることがあります。 [10, 11, 22] 最近では、株主平等の観点から優待を廃止し、配当を増やす企業も増えています。 [42, 45]
- 権利落ち日の株価下落:権利付き最終日の翌営業日である「権利落ち日」には、優待や配当の権利がなくなるため、株価が下落する傾向があります。 [19, 35] 高値で掴んでしまわないよう、購入タイミングには注意が必要です。 [38]
まとめ:少額投資で、楽しくお得な株主ライフを始めよう!
今回は、1万円台から購入できる実用的な株主優待銘柄を10社ご紹介しました。気になる銘柄は見つかったでしょうか?
株主優待は、配当金とはまた違った形で「株主になって良かった」と実感できる、株式投資の大きな魅力です。優待品が家に届いたり、お店で割引を受けられたりすると、投資がより身近で楽しいものに感じられるでしょう。
もちろん、投資である以上リスクは伴いますが、本記事で紹介したような少額から始められる銘柄であれば、初心者の方でも気軽に第一歩を踏み出せます。
ぜひ、この記事を参考に、あなたの暮らしをちょっと豊かにしてくれるお気に入りの企業を見つけて、お得な株主ライフをスタートさせてみてはいかがでしょうか。