【2025年最新】1株株主優待完全ガイド!少額から始めるお得な銘柄20選と注意点

【2025年最新】1株株主優待完全ガイド!少額から始めるお得な銘柄20選と注意点

株主優待 少額投資 イメージ

「株式投資に興味はあるけど、まとまった資金がない」「いきなり大金を投じるのは怖い」そう考えていませんか?実は、わずか数百円からでも企業の株主になり、お得な「株主優待」を受け取れる方法があります。それが「1株株主優待(単元未満株投資)」です。

通常、株式は100株を1単元として取引されますが、証券会社によっては1株から売買できるサービスを提供しています。[5] これを利用すれば、高嶺の花だった有名企業の株主にも少額でなれるのです。[5] さらに、企業によっては1株保有しているだけでも株主優待の対象となり、自社製品や割引券などをもらえます。

この記事では、株式投資の初心者や、お得に投資を始めたいビジネスパーソンに向けて、1株株主優待の魅力と始め方、注意点を徹底的に解説します。2025年の最新情報に基づいたおすすめ銘柄も紹介しますので、ぜひ最後までご覧いただき、新しい投資の扉を開いてみましょう。

1株株主優待とは?基本の「き」

まずは、1株株主優待の基本的な仕組みについて、専門用語をかみ砕きながら分かりやすく解説します。

そもそも株主優待とは?

株主優待とは、企業が株主に対して、保有している株式の数に応じて自社の製品やサービス、割引券などをプレゼントする制度です。 [26] これは、日頃の感謝を示すと同時に、より多くの人に自社のファンになってもらい、株を長く持ち続けてもらうことを目的とした、日本独自の文化ともいえます。 [26]

例えば、食品メーカーなら自社製品の詰め合わせ、レストランチェーンなら食事券、鉄道会社なら運賃割引券などが代表的です。 [25]

株主優待 いろいろ 商品券

「1株」でもらえる仕組み:単元未満株

通常、株の売買は「1単元=100株」という単位で行われます。 [7] 株価が1,000円の銘柄なら、最低でも10万円の資金が必要です。しかし、「単元未満株」という制度を利用すれば、この単位に満たない1株から99株の単位でも株を購入できます。 [7] この単元未満株を扱っている証券会社で口座を開けば、わずか数千円、銘柄によっては数百円で企業の株主になることが可能です。 [5]

そして、企業の中には「すべての株主様へ」という形で、1株でも保有していれば株主優待を提供するところがあります。これがいわゆる「1株株主優待」です。

【ポイント】

  • 単元株:通常の取引単位(通常100株)
  • 単元未満株:1株から99株までの取引単位
  • 1株株主優待:単元未満株(1株以上)の保有で受け取れる優待

この仕組みを利用すれば、少額の資金でたくさんの企業の株主になり、様々な優待を楽しむことも夢ではありません。

【徹底比較】1株株主優待のメリット・デメリット

少額から始められる1株株主優待ですが、もちろん良いことばかりではありません。メリットとデメリットを正しく理解し、自分に合った投資かどうかを判断しましょう。

メリット:なぜ1株優待は魅力的なのか?

  1. 少額から投資を始められる
    最大のメリットは、なんといっても投資のハードルの低さです。通常なら数十万円必要な銘柄も、1株なら数千円から購入可能。 [5] 「お試し」で株式投資を体験したい初心者の方に最適です。 [5]
  2. 分散投資でリスクを抑えやすい
    予算が10万円ある場合、1つの銘柄に集中投資するのではなく、1万円ずつ10銘柄に分けて投資する「分散投資」が容易になります。 [17] これにより、特定の企業の株価が下落しても、他の銘柄でカバーできるため、リスクを低減できます。 [17]
  3. 高い利回りを狙える場合がある
    投資額が少ないため、優待の価値によっては非常に高い「優待利回り」になることがあります。例えば、2,500円の投資で5,000円分の優待券がもらえる場合、単純計算での利回りは200%にもなります。(※ただし、優待の利用条件には注意が必要です)
  4. 投資の勉強・経験になる
    実際に株主になることで、その企業の業績や株価の動きに関心を持つようになります。配当金の通知や株主総会の案内が届けば、経済ニュースがより身近に感じられるでしょう。 [34]
  5. 新NISAとの相性も抜群
    2024年から始まった新NISA(少額投資非課税制度)は、単元未満株の取引にも利用できます。 [18] NISA口座を使えば、得られた配当金や株を売却した際の利益(売却益)が非課税になるため、さらにお得です。 [18, 33]

投資 メリット デメリット

デメリット:知っておくべき注意点とリスク

  1. 優待の変更・廃止リスク
    企業の業績悪化や経営方針の変更により、株主優待の内容が変更されたり、突然廃止されたりするリスクがあります。 [8, 25] 特に、優待廃止の発表後は株価が下落する傾向があるため注意が必要です。 [12]
  2. 取引コストが割高になる可能性
    証券会社によっては、単元未満株の売買手数料が単元株取引に比べて割高に設定されている場合があります。 [17] 最近は手数料無料の証券会社も増えていますが、売却時には手数料がかかることが多いので、事前に確認が必要です。 [5, 6]
  3. リアルタイムで売買できない
    単元未満株の取引は、証券会社が指定した1日に数回のタイミングでしか注文が成立しない場合がほとんどです。 [17] そのため、「この株価で買いたい/売りたい」という指値注文ができず、思い通りの価格で取引できない可能性があります。 [17]
  4. 株価下落のリスク
    これはすべての株式投資に共通しますが、購入した株の価格が下落し、投資した元本が割れてしまうリスクがあります。優待がお得でも、それ以上に株価が下がってしまっては元も子もありません。 [25]
  5. 議決権がない
    単元未満株の株主には、株主総会で議案に投票する「議決権」が原則としてありません。 [18]

【2025年最新版】1株からもらえる!おすすめ優待銘柄20選

ここでは、2025年7月時点で1株から株主優待がもらえる、注目の銘柄をジャンル別に紹介します。投資の参考にしてみてください。
※株価や優待内容は変動する可能性があります。投資を検討する際は、必ず各企業の公式サイトや証券会社の情報をご確認ください。

銘柄(コード) 優待内容の例 ジャンル 権利確定月
金券・割引券
上新電機 (8173) 【注意】2025年9月末をもって1株優待は廃止。100株以上で優待拡充。 [21] 家電 9月
三井松島HD (1518) グループ会社(花菱)のオーダースーツ割引券など ファッション 3月
テレビ朝日HD (9409) テレビショッピング商品割引 通販 3月
京セラ (6971) 自社製品・グループ会社ホテルの割引販売 製品・サービス 3月, 9月
リコー (7752) 自社製品(カメラ等)の優待価格販売 製品 3月
自社製品・サービス
楽天グループ (4755) 【抽選】楽天モバイルのデータプラン(30GB/月)が1年無料など 通信 12月
SBIホールディングス (8473) 子会社のサプリ・化粧品の50%割引券 健康・美容 3月
日本ケミファ (4539) 自社ヘルスケア商品の優待販売 健康 3月, 9月
三菱マテリアル (5711) 金・プラチナ製品の優待価格販売、観光坑道無料券 製品・レジャー 3月
ダイドーグループHD (2590) 自社グループ製品(飲料・ゼリー等)の優待販売 食品 1/20, 7/20
エンタメ・レジャー
出光興産 (5019) 「Idemitsu Art Award」展覧会への招待(オンラインチケット) アート 3月
パソナグループ (2168) 淡路島内の自社グループ施設(飲食、アトラクション)割引クーポン レジャー 5月
NEW ART HOLDINGS (7638) ジュエリー割引、軽井沢の美術館無料観覧券など アート・宝飾 3月
いちご (2337) 【抽選】Jリーグ観戦チケット スポーツ 2月, 8月
金融・ポイント・その他
トヨタ自動車 (7203) 【抽選】株主向けイベントやギフトが当たるコースに応募可能 イベント 3月, 9月
マネックスグループ (8698) マネックスポイント(暗号資産やマイルに交換可能)を付与 ポイント 3月
テルモ (4543) 自社製品の優待販売、オリジナルカレンダー進呈など 製品・その他 3月, 9月
山梨中央銀行 (8360) 株主優待ポイント(地元特産品と交換可能) ポイント 3月
キーコーヒー (2594) 【隠れ優待】議決権行使でドリップコーヒー [16] 隠れ優待 3月

(注)「隠れ優待」とは、企業が公式に発表していないものの、議決権の行使などを条件にもらえる非公式の優待のことです。 [1, 3] 予告なく変更・廃止される可能性がある点にご留意ください。

初心者でも簡単!1株株主優待の始め方 4ステップ

「自分にもできそう!」と感じてきたのではないでしょうか。ここでは、実際に1株優待を手に入れるまでの具体的な手順を4つのステップで紹介します。 [22, 31]

Step 1: 証券会社を選ぶ

まず、単元未満株を取り扱っている証券会社で口座を開設する必要があります。 [22] 主要なネット証券会社の多くが対応していますが、手数料や取扱銘柄、アプリの使いやすさなどが異なります。 [5]

【主要ネット証券の単元未満株サービス比較(2025年時点)】

証券会社 サービス名 買付手数料 売却手数料 特徴
SBI証券 S株 無料 [27] 無料 [27] 手数料完全無料で業界トップクラスの取扱銘柄数。24時間注文可能。 [19, 27]
楽天証券 かぶミニ® 無料 110円/回 リアルタイム取引に対応している銘柄があるのが強み。楽天ポイントが使える。 [5, 18]
マネックス証券 ワン株 無料 [6] 約定代金の0.55%(最低52円)[6] NISA口座なら売却手数料も実質無料。銘柄分析ツール「銘柄スカウター」が優秀。 [24]
auカブコム証券 プチ株® 無料 約定代金の0.55%(最低52円) NISA口座なら売却手数料も実質無料。Pontaポイントで投資可能。

※手数料は変更される場合があります。最新の情報は各証券会社の公式サイトでご確認ください。

初心者は、まず手数料が完全無料のSBI証券や、普段使っているポイントが使える楽天証券あたりから検討してみるのが良いでしょう。

Step 2: 証券口座を開設する

選んだ証券会社の公式サイトから口座開設を申し込みます。スマートフォンと本人確認書類(マイナンバーカードや運転免許証)があれば、10分程度で手続きは完了します。審査を経て、数日後には取引を開始できます。

Step 3: 銘柄を選んで注文する

口座が開設できたら、いよいよ株の注文です。証券会社のアプリやサイトにログインし、購入したい銘柄を検索します。そして、「単元未満株」や「S株」などの取引画面から、買いたい株数を入力して注文を確定します。これであなたも晴れて株主です!

Step 4: 「権利確定日」を待つ

株主優待をもらうためには、「権利確定日」と呼ばれる基準日に株主名簿に名前が載っている必要があります。 [32] そのためには、権利確定日の2営業日前である「権利付最終日」までに株を購入しておく必要があります。 [32] 例えば、権利確定日が3月31日(金)の場合、3月29日(水)までに株を買っておくということです。この日を過ぎると、次の機会まで待たなければなりません。

権利が確定すれば、通常2〜3ヶ月後に企業から優待品や配当金の案内が自宅に届きます。 [22]

もっとお得に!1株優待を使いこなす3つのコツ

せっかく始めるなら、より賢く、お得に楽しみたいもの。ここでは、1株優待投資を最大限に活用するための3つのコツをご紹介します。

コツ1: 新NISA口座をフル活用して税金をゼロに!

通常、株の配当金や売却益には約20%の税金がかかります。 [7] しかし、NISA口座で得た利益には税金がかかりません。 [33] 1株優待と同時に配当金も狙うなら、NISA口座を使わない手はありません。 [20] 多くのネット証券でNISA口座の開設が可能ですので、まだ持っていない方はぜひ検討しましょう。 [14]

コツ2: 利回りだけでなく「本当に使うか」で選ぶ

数字上の利回りが高くても、自分にとって不要な優待では意味がありません。 [4] 優待品をもらうために無駄な出費をしてしまっては本末転倒です。自分のライフスタイルに合っているか、普段の生活で活用できる優待かどうかを基準に選ぶことが、満足度を高める秘訣です。 [34]

コツ3: 長期保有で企業の成長も応援する

1株優待は、株価の短期的な値動きに一喜一憂するのではなく、お気に入りの企業を長く応援する「長期投資」のきっかけになります。 [26] 企業によっては、長く保有することで優待内容がグレードアップする「長期保有特典」を設けているところもあります。 [35] 好きな企業の株主になり、その成長を配当や優待を受け取りながら見守るのも、株式投資の醍醐味の一つです。 [25]

よくある質問(Q&A)

Q1. 1株でも配当金はもらえますか?
A1. はい、もらえます。配当金は保有株数に応じて支払われるため、1株でも保有していれば、その分の配当金を受け取ることができます。 [5, 17]

Q2. 株価が下がったら損しますか?
A2. はい、その通りです。株価が購入時より下がった状態で売却すると損失が出ます。優待や配当による利益と、株価の下落による損失の両方を考慮する必要があります。

Q3. 優待が突然なくなることはありますか?
A3. はい、あります。企業の業績不振や方針転換により、株主優待が変更・廃止されることは珍しくありません。 [10, 11] JTやオリックスといった人気優待銘柄が廃止された事例もあります。 [10] 企業の業績を定期的にチェックすることも大切です。 [31]

Q4. たくさん種類があって、どの銘柄を選べばいいかわかりません。
A4. まずは、自分がよく利用するお店や好きな商品、応援したいサービスを提供している企業から探してみるのがおすすめです。 [28] マネックス証券の「銘柄スカウター」などの分析ツールを使って、配当利回りや優待内容で絞り込んでみるのも良いでしょう。 [36]

まとめ

1株株主優待は、少額の資金で株式投資の世界に足を踏み入れ、お得な優待を受け取りながら企業の株主になるという貴重な体験ができる、非常に魅力的な投資手法です。

もちろん、株価変動リスクや優待廃止リスクも存在しますが、それらを正しく理解した上で、無理のない範囲で始めるのであれば、これほど面白い「投資の入り口」は他にないでしょう。

この記事を読んで少しでも興味が湧いたなら、まずは手数料無料のネット証券で口座を開設するところから始めてみませんか?お気に入りの企業を見つけて、株主として応援しながら、お得な優待ライフをスタートさせましょう!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です